犬小屋

心優しい犬に文字は書けない

迷える子羊

わたしの原動力は基本的に「わたしもそうなりたい!」というところにあると思う。
わたしもそうなりたい。おいしくなりたい。おいしくなって骨の髄まで食べられたい。
かわいくなりたい。かわいくなって、絵より自撮りの方がいいね付いて困りたい。
でもぜんぶ中途半端。だからわたしになった。
この世に好きなものがたくさんある。人間には五感があるから、見ればわかるし聞けばわかるし触ればわかるし食べればわかる。匂うという動作は個人的に嫌いだから省く。好きなものをそのままパクってもただの二番煎じにしかならないかも。じゃあ好きなものの好きなものを探ろう。何を肥料に育てばそうなるのかを調べて、で、自分でも食べてみる。ぐにゃぐにゃと噛んでみる。飲み込んで養分にする。何回もやる。
好きなものの好きなものの好きなものの好きなものの…突き当たりはなくて、いろんなところに行ける。何にだってなれる。個人サイトにあるリンクの文化が好きで、いいね欄が好き。いつか他人のTwitterのブックマーク欄が見れるようになりますように。(Twitterにブックマークの機能ができたとき、まずいちばん最初に「いつか他人のブックマーク欄が見れるようになるはず!」という自分のツイートをブックマークしておいた。予言者になりたかったから。でもいろんな絵とかツイートをブックマークしてるうちにそのツイートは埋もれてしまって、もう見られない。)